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大自然、ニュージーランドで生活する!初めの半年間の苦悩!ワーホリからワークビザへ!

 

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仕事もだいぶ慣れてきた。休みの日にはホテルの目の前にある絶景が心を癒してくれた。⇊

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俺が住んでいたオーストラリアPerthには山はなかった。壮大な湖や渓流もなかった。でも此処ニュージーランドは日本に近い気候だし温泉もあるし、山も川も湖もある。いい意味でオーストラリアとは同じ自然でもその形態が全く異な1っている。

 

話は仕事に関わるが、俺はホテルでシェフとして働いているわけだが、正直色んな経験をしたかった。冬になればおそらくだいぶ暇になると推測して今のうちにレセプションの仕事も積極的にやる必要があると思った。でなければ俺は必要な人材として扱ってもらえない。そうともなればビザももらえないだろうし永住権もとれない。Employerはいつでもビザのサポートをすると口頭で言ってはいるがそんなことは一切当てにできないことはオーストラリアで嫌というほど味わった。

海外では誰にも期待してはいけない。自分を信じて自分に期待する。これが海外で学んだ生き方でもあったからだ。

今だから言える話だが、俺が働いてから約半年ほど経って、若いインド人のシェフが俺の職場に就職した。employerもインド人だからよくある話だ。事実、ニュージーランドのオーナーやemployerはインド人が多い。

彼はジャス(ニックネーム)と言い、ちょっとおっちょこちょいでシェフとしてはまだまだだが気さくで陽気でとても良い奴だった。素直な奴だったのですぐ仲良くなった。(写真⇊)

 

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彼は貧しい母国から自分や家族をより良い国に移民できるようにニュージーランドに永住しようと計画していた。これはオーストラリアでもよく見られるケースだと思う。

彼は素直すぎるのが仇となって、employerに巧みに操られていた。俺が此処で言いたいことはわかる人にはわかるとは思う。

海外で働くためには素直過ぎてはいけないし、言う事を聞き過ぎてもいけない。自分の意見をはっきりと主張して行動で示す。相手はその反応で始めて変わる。時には全く変わらない場合もある。いずれにしても示さなければならない。

俺は日本人気質がなかなか抜けないのとそういう経験が浅かったため、オーストラリアでは常に相手を信頼して相手に任せた。でもそれで自分本位の結果が出なかった。

だから此処ニュージーランドでは相手にどう思われようと自己中で行こうと決心した。それが人間として良いのか悪いのかは今でもよくわからないが、結果は出た。

人間自分が一番かわいい。

自分の心に余裕がある人が初めて他人の立場になって行動してくれる。ここニュージーランドは少なくともそういった理想論を現実に当てはめてはいけないと俺は今でも思う。自分が少しでも面倒になることがあったら他人にさせる。これが現実。自分を助けるのはいつも自分だけ。彼を見ていると自分がオーストラリアに居たことを思い出した。だから俺は彼に「誰も信じるな。ビザを取りたいならまずは自分を信じる。そして一生懸命仕事する。おいしい話に乗ってはいけない。」と言った。

彼がどれだけそれを理解したかはわからないし、俺も理解できるわけはないかぁという気持ちで言った。人間、経験しないとわからないことばかりだし、人の言葉は案外響かないことの方が多いからだ。あれからもう3年経つが、彼はいまだに永住権を取れないでいる。きっと色々な経験をしているんだろうなと思う。でもそれが彼の経験値になって、きっと俺の言ったことを理解する日が来ると俺は信じてる。

俺はワーホリからワークビザに切り替えた。ワークビザに切り替えるには相当の数の書類が必要になり、事実上自分ひとりの力ではどうしようもないレベルの事もあった。そんな時俺はemployerやlawyer,自分の会社の人たちに懇願した。

 

何度も言う...。

 

人を信頼するのは良いが、期待してはいけないのだ...

 

事実、彼らは全くと言っていいほど俺の味方にはなってくれなかった。

 

俺はこれだけ人に期待するなとか、自分を信じろと言っておいて、全くそれらを実践できていないんだと自分自身にがっかりした。

これは本当にサバイバルゲームだった。。

そしてここから悪魔の6か月が始まった。

To be continued ..!