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大自然、ニュージーランドで生活する!ついに永住権を取る!

 

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そしてある日、移民局から1通のメールが届いた。

IELTSを4週間以内に再度受けて下さい、overall 6.5以上がMinimum Requirementです。

IELTSとは英語能力検定のこと。細かいことを書くとキリがないが俺の場合このテストを免除できるはずだった。I

ところがほんの小さな手違いのおかげでテストを受ける必要になった。本当に俺のニュージーランド人生は「やれやれ」だった。

ニュージーランドは2月が夏ということで仕事がとても忙しかった。そんなIELTSを受けるのは精神的に応えた。結局急遽テストが受けれる会場(車で6時間)で試験の予約を確保してその3週間後にIELTSを受けた。それと万が一の為に、俺の英語力が仕事に全く支障がないことを証明するreference letter をマイケルやレセプションの人に頼んでいたのでそれも同時に準備した。

結果その手紙を出したら移民局はあっさりとacceptした。その数日後俺のIELTSの結果が届いたがoverall 6.5ということでいずれにしてもOKだったが改めてプランBの重要性を感じた!

 

これは生きる上でもビジネスでも大切だと思う。プランAを突き進みつつ、万が一のためにプランBも頭に入れて行動する。プランAが完全にダメだと判断した場合、プランBにシフトしながら一番避けたいこと(プランC)を考え、いかなる理由もそれを避けるように考えまくる。そして行動する。

俺は幸いにもプランAとBで常に結果が出ているがいずれにしてもプランAはプランB以上に力を入れる。(当たり前か)

ここでやっかいなのがネガティブ思考。何故かと言うと「もしかしたら~」とか考えるとキリがない。キリがないという事はどこで落ち着くのか自分でも制御不能になるのでループし始める。それはこのプランがダメだった場合こうすれば大丈夫といった考え方とほとんど変わらないので「計画性」と「ネガティブ思考」はある意味シンクロする。

要は「計画性」のある人はある程度「ネガティブ思考」になる必要がある。ここでネガティブ思考にハマりすぎると、計画どころか全く起こりえないだろうことも想像してしまい、単なる時間の無駄になる可能性が高い。未来のことを一生懸命考えても時にはなるようにしかならない。英語で言うと「go with the flow」”身を任せる”ことも非常に大切なわけで、そのバランスが意外と難しい。

計画性のある人の最大の弱点は、計画通りに行かないとそれ以外の事が起こった場合の対処ができない傾向にあると俺は想う。そして伴いストレスが溜まると思う。その反面しっかりと考えてから行動するから、ある程度の結果は伴うと思う。

適当に身を任せる人の最大の弱点は、何が起こるか全く予想がつかない結果を生み出してしまう事だろう。会社にこんな人がいたらたまったもんじゃないだろう。その反面、考えずに自然に行動する分、様々な状況に対応できる強さや自信が養われるだろうと思う。

村上春樹ノルウェイの森の作品で書いた、「死は生の対極ではなく、生の一部として存在している」と言ったように、計画性と身を任せる2つは決して対極ではなく、身を任せる一部として計画性が存在していると思う。

 

そんなわけではじめてニュージーランドの地に足を踏んだ日から約1年...

こうして俺はニュージーランドの永住権を取った。

牛乳を飲もうとしたら生クリーム、(しかもホイップ)だったかのようにとても濃厚で凝縮した1年間だった。とりあえず日本以外で生活できる拠点を作ることができて幅が広がったとは思う。

それでも自分の目標を達成した点では素晴らしいことだと自画自賛する反面、次の目標を設定するのに幾分時間がかかり、自分の成し遂げたいことを見つける生活が始まった。

これを読んでいる人の中にいるかも知れないが、人は一度ある目標を達成すると今度は新しい目標を立てる傾向にあると思う。そうするとその目標以外のものが見えなくなってしまう(スコトーマ)がある。俺はそれを非常にシビアに考えなければならないと思っている。もしかしたら俺は自分自身に言っているのかもしれない!

だから目標を設定する際には必ず「自分がやりたいこと、楽しいこと」にしたいと思う。これを読んでいる人も色んな目標を立てて「自分がやっていて楽しいこと」を続けてほしいと思う!そして俺もそう思い、2015年の春、早速動き出した!

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