旅好き必見!東京から沖縄へのヒッチハイクの旅シリーズ!(8)広島→福岡編‼ パート2
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前回からの続き↑*まだ読んでいない方は是非こちらも。↑
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そして俺達はいよいよ福岡県に向けて出発した!運転手の彼はとても大人しい感じではあったが1年間かけて様々な大陸を船で周った経験があると話してくれた。「人は見かけによらず」という言葉をこのヒッチハイクを通じてよく使う。他人の経験はその人が口を出して表現しないと理解できない。そしてその経験を聞いて自分の人生にとても糧になる場合もある。
またその逆の然りなのでその人とうまく波長があえばその時は自分の経験を出来るだけその人に話すようにしている。自分から心を開くことによって相手の心も開くことが出来る。ここで一番重要なことは。「相手の話をきちんと聞く」ということだ。人間多くの場合、自分の話を相手にすることが出来ても他人の話を真剣に聞くことが出来る人は意外と少ない。自分の為にも「他人の話を聞くことはとても重要なのだ」。
ふとAlekを見た。
笑顔で寝ている。いや薄目を開けているのか...どっちにしても笑顔だ...
彼女は日本語が話せないので車での移動は基本的に俺は運転手と話しをする。当然彼女は車の中では大抵無言、もしくは寝ているのだが、笑顔で寝ているのは人生で一番幸せなんじゃないかと見ていて思った。そんなことを想っているとあっという間に福岡と北九州を結ぶ関門橋のSAに着いた!
ここでトイレ休憩を済まして、福岡県に入る。
そしてそこからおおよそ1時間走っただろうか。
福岡市内に入り確保していたゲストハウスに到着。
夜ごはんは近くのラーメン屋にいった。小さなラーメン屋だったがまるで居酒屋のようなノイズだったのでAlekがイライラしていた。確かにうるさいというレベルを遥かに超えていた。その原因は小学生くらいのある女の子だった。彼女がとにかく「キーキー」という意味不明な高音を発する。それは声ではなく「ノイズ」だった。そしてそれよりもイライラしたのがその小学生がお酒を飲みまくる両親の間にいるということだ。
親は全く注意しない。あんな発狂した声を出したらまず隣にいる親がうるさく感じないのだろうか。親は真っ赤な顔をしてお酒を飲みまくっている。居酒屋ではないから子供を連れてお酒を飲んでいいのだろうか、まあ良いのかもしれないが世の中にはある程度の他人に迷惑を考える必要もある。そして店員も特に何も言わない。おそらくAlekも同じことを考えていると思う。それでないと彼女がここまで怒ることはそうそうないからだ。そしてスープをほぼ残した状態でAlekがもう出ようと言った。俺も同感だった。
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ゲストハウスに到着するとチェックインのシステムに時間がかかった。会計とキッチンがほぼつながっている。衛生的に大丈夫だろうかと料理人として思った。
フロントの人が、「予約がうまくいっていない」とAlekに言った。Alekはさっきのラーメン屋からのイライラなのが続いているのか、そんなはずはないというイライラなのかわからないが明らかにイライラしていた。
イライラ...
結局フロントの確認ミスだったようでようやくチェックインすることが出来てシャワーを浴びて寝ることができた。
気が付くとAlekはとても機嫌がよかった。人間シャワーを浴びると大抵の場合気分が変わるということを学んだ。
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明日は福岡を少し旅していよいよ鹿児島へ向かう!!
俺は珍しく夜のコンビニに足を運び、120円のバナナチョコクレープを買ってゲストハウスのリビングで夜中ひそひそと食べた...
続く...