旅好き必見!東京から沖縄へのヒッチハイクの旅シリーズ!(9)福岡→鹿児島編!!
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前回の日記↑
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福岡市内のゲストハウス、目下午前10時...。猛暑という言葉に相応しい天気だった。チェックアウトを済ませ近くの公園で朝ご飯を食べる。
ふと携帯で東京の天気を調べた。「雨」だった。ちなみにこのヒッチハイクの約1週間の間毎日「雨」らしい。ヒッチハイクをして本当に良かったと思った。此処福岡は汗が止まらないほどの暑さである。
福岡の地を踏むのは今回が生まれて初めてだが福岡市内はこれといって特に東京と変わらない。かといって湯布院の方までいく時間がないので1時間くらいでいける(大宰府天満宮)神社を調べて電車で向かうことにした。
そして猛暑の中を歩いてようやく着いた!ぱっとした印象は京都のようだった!相変わらす人の量は沢山いる。オーストラリアやニュージーランドの田舎に住んでいると日本の田舎と言われるところでも十分すぎるほど人口も多くインフラも整っていると感じる。此処はプチ京都のような場所で風情ある神社や雰囲気は訪れる価値がある。↓
とても良い場所には間違いはないがこの猛暑とヒッチハイクと旅も中盤を迎えていたので多少疲れていた。
旅人ならわかる人はわかると思うが、旅をする=常に新しい景色や場所、或いは人との出会い、食べ物だけを巡るわけではない。言葉で説明するのはとても容易ではないが、ある程度の長期的な旅の場合、旅自体が生活となるので時には何もしない時間(日常的な時間)も絶対に必要なのである。
つまり俺はそんな心境だった。写真をみればなんとなくわかるだろう。そしてAlekは相変わらず元気だ。名古屋では約20キロの道のりを猛暑の中約7キロのバックパックを背負って歩き、車の中では泥のように笑顔で寝る。電車の中では大学から与えられた宿題を携帯で下書きメールをする...夜はKindleでドイツ語の勉強。そして日中は旅...
そんな彼女を見ていると彼女は旅をしているのではなく生活をしていると思った。つまりそれが言いたいことだ。旅=生活...。
今すぐビーチに行きたい気分だった。ビーチの前で寝そべって何もしたくない。さらに欲を言えばメロンかき氷を食べながら...
実はこの頃から「沖縄」に行きたいと思い始めた。
事実俺達は鹿児島から沖縄に行くことになるがこの時はまだ予定も立てていなかったし、予想もしていなかった...。
そんな心境で福岡のとあるSAまで歩きヒッチハイクを始めた...
事態は一気に動いた!開始10分頃だろうか...若いカップルが俺達にコカ・コーラを渡しながら、「乗せますよ」と言ってくれた!おお!ラッキー!!そして少しずつ西へ西へ進む。そして30分後別のSAに到着して再びヒッチハイク...
そしてそれから僅か15分後...
一台の車が手招きをする!!!
よっしゃぁぁぁ!!
そして俺は「鹿児島まで行きたいんです」と言った。彼らも鹿児島までいくようで難なく乗せてもらった!
運転手の彼は割り箸のことについてとても長い時間熱く語ってくれた。割り箸は環境破壊だというけれど実は木を伐採したカスの部分を利用して割り箸を作っているので環境破壊に与えるダメージは少ないらしい。それでも僕はそのカスを違うことに利用すべきだと思ったがここはディベートの場ではないし、自分の意見を心にとどめ、他人の意見に耳を傾けることの大切さを優先した。彼の話はとてもためになることばかりだった。それが実学とはつながらないが「知」=実学ではない。例えばミシンに全く興味がなくても、プロのミシンの裁縫の技術を語ってくれる人がいればそこから学ぶことはいくつかあるはずだ。それを自分なりにピックアップすれば良いのでそこに自分の意見を押し付ける必要はないのだ。つまりそんな気分だった、そしてとても眠かった...。
そして長い移動時間を経て鹿児島についた!辺りはすっかり暗くなっていた。午後9時は過ぎただろうか...運転手たちにお礼を言ってゲストハウスにチェックインした。
この日の夜...
俺は直観的に思った...「そうだ、沖縄に行こう。」
もう思った時点で事は決定していた。
賽は投げられたのだ!!
続く...