初めてニュージーランドの地へ!目指すは永住権‼
2014年。俺はオーストラリアからニュージーランドへ渡った。
首都Wellingtonに着いた。そして早速フェリーの予約を取るために動いた。
正直、俺は2014年に自分の全てを賭けてもいいくらい勝負しようと思った。オーストラリアで自分の思うような結果が出せなかった分、此処ニュージーランドで結果を出そうと必死だった。今思っても自分はよくやったと思う。あの時は1日1日がひどく長く重く感じた。そんな日々が365日続いた。そんな2014年だった。
通常は語学力を伸ばすために学校に通ったり、アルバイトをしたり、旅行をしたりする目的で使うワーホリビザで俺は来た。でも俺の目的はたった一つだけだった。それは永住権を取ること。それしか頭になかった。ニュージーランドのことなど全く知らないのに永住権を取ると覚悟を決めたのだ。理由など特になかった。ただ直観で取らなくてはならないという勝手な思い込みだけだった。もう一度言うけど、自分はあのときよくやったと思うし、よくこの決断をしたと我ながら思う。笑
そんなわけでフェリーに乗り、南島に向かった。
絶景だった。2月ということもありフェリーは沢山の観光客でいっぱいだった。
この絶景をみながらこれから自分のニュージーランド生活がどうなるのか色々考えた。何せまだ初日なのだ。どう考えても想像できるわけがないとわかっていてもついつい考えてしまっていた。人は無意味とわかっていてもしまう考えてしまう生き物らしい。
事実それから15か月後、俺はニュージーランドの永住権をもぎ取った。
文章にして僅か21文字...
この21文字に自分の全ての感情と行動の成果が詰まっていた。文字というのは時に美しく、時にひどくあっけない。本来、多くの人は現在の状況をブログに書くが御覧の通りこの記事の場合、未来から過去への自分の出来事を書いている。きっとあのころにあの心境を書いたら何ページあっても書ききれない想いがあっただろう。
目標達成した時のあの気持ちは一生忘れない。
フェリーを降りて早速、ジョブオファーを得たホテルに向かった。Park Regis Hotel。現在は名前が変わったようだ。軽くemployerと挨拶をした。仕事は明後日からのようだ。
早速用意された部屋で休み、腰を降ろしてこれから起こる全ての事を受け入れて一生懸命頑張ることを妄想した。どれだけ妄想しても結局それは妄想に過ぎなかった。
気が付いたら5時間ほど目をつむっていた。
ここから右往左往の生活が始まることも知らずに...
ここまでまだ初日の出来事だった。
続く