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旅好き必見!東京から沖縄へのヒッチハイクの旅シリーズ!(10)絶景ビーチ、沖縄編‼

フェリーは那覇に到着した...鹿児島からおおよそ25時間のフェリーの旅が終わった。

終わりは始まり、始まりは終わり...

旅をするとこの言葉がいつも肌に染みる。本で読んで理解するのと実際に体験して頭に描くのでは天と地ほどの違いはある…。何事も経験なしには本質は掴めないのだ...

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雲を見上げる...沖縄の雲は壮大だった。いや雲を普段みていないだけかもしれない。人間は当たり前のものが意外と見ていない。在るのに見ない、見えない...。

早速那覇市内まで歩く。そして計画していたある場所へ向かう。

 

...

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そう、レンタルサイクル屋さん。↓

NPO法人しまづくりネット-しまづくりネットへようこそ

 

実はこの9日間の沖縄の旅はチャリで沖縄を巡ろうとAlekと話していた。宿は野宿。つまりビーチとなる…。初日のみCouchsurfingというサイトでホストを市内で探してその後はひたすらチャリの旅...そんな計画だった。因みにここのレンタルサイクルはとても良かった。値段も良心的で自転車のクオリティも大変良かった。話してみると今までいろんなお客さん(悪い意味で)がいたようで最初はあまり俺達のことをまるでウォーリーを探している時のような目線で見つめていたがだんだんと話していくうちに仲良くなった。むしろ俺は今までのお客さんの話を聞いて彼に少し同情した。

たかが自転車だがビジネスはビジネス。とても平和的なビジネスだ。それでさえお客は時には冷酷でお構いなしなのだ。これは資本主義の世界では常に起こることで避けることが出来ない。自分のとって損か得かになってしまいその結果、自転車を放置してどっかに逃げるのだろう。俺はお互いがwin winになれるようにも何とか9日で沖縄を周り此処にまた帰ってくると誓った。

文章で書くとそれっぽいが、実際には借りたチャリを返す...よく考えれば当たり前の事だ...とにかくその時は沖縄という地でチャリの旅をする心でとても舞い上がっていた。

そして早速名護市へ向かい二本の足を回転し始めた...!!

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そして1泊泊めてもらえるというホストハウスに到着した。

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 彼らはとても温かい家族で、俺達を親切に迎え入れてくれた。俺は家庭の愛について正直よくわからないタイプの人間だ。もちろんそういう経験がないのだから当たり前だが、あまり家庭へのあこがれがない。こんな事を言うととても冷たく聞こえるかもしれないが、そう思う理由として俺は自分自身がまだまだ子供だということを十分理解しているからだ。自分の責任でさえやっととれるレベルなのに家族の責任なんて想像しただけで苦痛だ。家族は助け合いだから俺だけの問題ではないという考えも理解できるが、基本的に俺は自分自信に納得してから人をサポートしたり結婚をしたいと思っている。そのくせに貧困の子供達を救いたいとか、世界の平和を常に思っている。とにかく面倒くさい人間なのだ。だから結婚や家族ということにまるで関心がもてない。いずれ家族がほしいと思う時が来るとは直観的に感じるが今の段階ではない。

そういう意味ではこのホストファミリーを見ていると全くの別の価値観が目の前に広がりとても勉強になった。家族愛とかなんだか見ていて、一番近い人への奉仕のような気がしてきた...良い1日だった。

そして2日目。

早速支度を始めビーチまでチャリの旅を始めた...

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始めはトロピカルビーチだっただろうか。沢山の地元人がいてにぎわっていた。

いきなりビールをもらい、一緒に食べようと誘ってくれた沖縄の人たち。↓

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沖縄の人は毎日を楽しんでいるように見えた。人生それが一番大切ではないだろうか。

楽しむ...

 

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沖縄のビーチはもう言うことがなかった。完璧だった。Sunsetも絶景だった。沖縄にきてようやく旅の本質が少しずつ身体で理解しようとし始めた。

何故人は旅をするんだろうという答えとして俺は「本来の自分に戻るため」のような気がする。

気づかないうちに人は周りに影響されて本来の自分が少しずつ色あせていくと思う...。本来の自分とは性格とか信念とか目標とかそういうことではなくて、もっと大我的な目線で言うと、「魂」に近いと思う。

え、魂?オカルト信教、どこの信者ですか?なんていう人もいるだろうが例えば、絶景を目の前にした時に言葉では絶対表現できない感情がこみ上げる時があると思う。それを「魂」と表現できると俺は思う。つまり精神的にこみ上げてくる説明できないもの、それを「心」と表現したり「魂」と表現する。要は呼び方の問題なのだ。

例えば、自分が好きな最高の音楽を聴いた時「心」「魂」に響くと思う。そしてそこから得られるもので人は何かを学び、モチベーションにつながったり、探求心につながると思う。それが本来の自分自身に近づく行為だと俺は勝手に思っている。俺は旅をするとそういう体験をたくさんする。

ただ、肝心なことはただ単に旅をするのではなく、自分の「魂」を向上させようと意識し続けることが大切な気がする。待っていても何もやってこない、自分から積極的に行動しなければいけないのだ

そんなことを思いながら真夏の沖縄の西海岸をチャリで走っている...

辺りはだいぶ暗くなってきた。今夜はビーチで野宿。エメラルドグリーンのビーチが夜になっても輝いている…

ブンブンうるさい蚊でさえ愛おしいとも思える夜に、寝袋を広げてめをつぶった。

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ブーン...ブーン...

ブーン……ブーンンン……

気が付くとブンブンうるさい蚊に対してイラつき始めた。そして蚊スプレーを使い、「愛おしく対応することにはあるていどの限界がある」ということを学んだ。