旅好き必見!東京から沖縄へのヒッチハイクの旅シリーズ!(6)広島編 ラスト

 

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 ↑前回の日記はこちらです↑

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こうして満腹になったところでヒッチハイクを再開した。

さきほど別れたゆういちさん達は遠くでまだタバコを吸っている。

ふと隣を見ると大学生くらいの若い男の子達もヒッチハイクをしている。

天気は快晴でとてもすがすがしかった。そして約5分ほど経って、ゆういちさん達がタバコを終えて車に向かう姿が見えた。そしてゆういちさんが俺らのところに来て、ボソっと言った...。*(写真↓)

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「よし一緒に広島行くか!」

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「えっ?????!!!」

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「乗せてくよ、乗りな。」

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俺はゆういちさんが無表情でしかも小さな声で言うので大阪人はこういうジョークもあるのかと一瞬考えた。しかしゆういちさんの顔は冗談ぽくもないし至って真剣である。あのICからここまで連れてくれてさらにランチまでご馳走になったばかりで俺は幸せの余韻に浸っていたのでうまくこの状況が理解できなかった。まるで宝くじで5万円当たった後に誰かが道で俺に向かって「あなたに10万円を俺に寄付したい」と言われているような気分だった。

まるで数分間のような数秒の沈黙でようやくゆういちさんとたまえさんが本気で言ってくれていることを理解して車に乗った。Alekも一体何が起こっているのか理解できずに俺に尋ねてきたが俺もいまいち理解できなかったためとりあえず笑顔で「yes!」と言った。彼女も「yes!」と笑った。こういう時は言語は必要ないのだと思った。

そして車は広島に走り出した。

すると、たまえさんが口を開いた。「あなたのヒッチハイクをしている笑顔で私たちは乗せたくなったのよ。」

確かに俺は常に笑顔でいることを心掛けていた。これは何もヒッチハイクに限ったことではない。笑顔で嫌な気分をする人間なのはほとんどいないし、いたとしたらそれは俺に非がない気がする。そして笑顔は自分のためでもある。人間は笑顔を無理やりでもすると自然と前向きになれる気がする。俺は笑顔が人の心を掴むということを学んだ。

そしてたまえさんが続ける。「一緒に広島観光しよう、今日と明日の1泊2日でね。せっかくだからさ、私たちも機会がないと広島に行かないのよ」

至れり尽くせりでは表現できないこの状態でさっき会ったばかりの人たちと1泊2日旅行。まるで海外にいる気分だった。こんなにオープンマインドな人達と出会ってうちらは幸せすぎていた。そして急いで泊まる場所をそれぞれ確保して広島に向かった。

そして走ることおおよそ2時間。

広島に着き、早速広島原爆ドームを訪れた。↓

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 素敵な写真だと思った。家族ではないが家族のような写真だった。断っておくがこの写真のシャッター音の4時間前はうちらは全くの赤の他人であり、見たことも会ったこともない人間同士だった。ヒッチハイクをして人と人とがつながった。

その後資料館を訪れたが感受性の高い俺はとても嫌な気分になった。戦争の悲惨さ、核の脅威は人間が一生償わなければならないとても厳しいものだったからだ。核爆弾の数は世界で30000発以上存在するらしい。

俺はどこかで、この世界は核爆弾10個で世界を終結することが出来ると聞いたことがある。ある意味世界はもう終わってしまったのかもしれない。

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気分転換にゆういちさんらが夕食に行こうかと誘ってくれた。

 

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大きな大きな美味しいイカが目の前に広がった。さっきまでのどんよりとした気分が一瞬で吹き飛んだ。俺はとてもシンプルな人間だと思った。

お酒が弱い俺はちょっと梅酒を飲んだだけで酔っ払いそうになってしまった。そして人の話はあまり興味がない俺が何故か今日の日は違っていた。俺は人の体験談を聴くことはとても自分のためになるし良い経験だと思った。

 

たまえさんとゆういちさんは当たり前だがとても「大人」だった笑

 

大人というよりは「魂が綺麗」いう表現が正しいのかもしれない。色々な話をして俺はなぜだか感情が高ぶってしまった。気づいたら涙が自然に流れた。それは主体が「肉体」ではなく「心」から流れた液体のようだった。つまり理屈ではないのだ。

俺は今まで自分が苦労したとか辛かったとか振り返ることはほとんどない。いつも平然とした日々でやるべきことをやる。それを苦労とは思わず、やるべきこととして目指す、そういう感覚だからだ。つまり周りから見て苦労しているように見えることもやっている本人は意外にそうではないのだ。ただそれを他人に焦点を当てて考えた場合、人に人生もいろいろあるものだと考えさせられた。

こうしてとても濃い広島の初日を終えた。

 

広島2日目...

2日目は宮島神社に行くことになった。この日は猛暑。汗がとまらない。34度はあるだろうか?

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まさにここは絶景だった!沢山の観光客と猛暑!たまえさんもゆういちさんもこの暑さには応えているようだった笑 正直あのAlekでさえもこの日はやばい暑かったと言っている。

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 そして広島焼きを食べて宮島を後にした。

 

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 そして僕らは広島付近のサービスエリアまで連れて行ってもらい、ここで本当に最後の最後となるお別れの時...

 

最後にうちらからポストカードにメッセージを書き、ゆういちさんとたまえさんに渡した。

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 こうしてうちらは別れた。

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一日は一瞬で終わった。これは旅という言葉でも、人生という言葉でもあまりかわらないと思う。

何事も一瞬で終わる。寂しく聞こえるかもしれないが、だからこそ今を一生懸命生きる。とても大切なことだ。そして、始めることは終わりがあるが、終わりは始まりだ。

とても前向きな気分でヒッチハイクをする気分になれた。

ゆういちさん、たまえさん、ありがとう...