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旅好き必見!東京から沖縄へのヒッチハイクの旅シリーズ!(7)広島→福岡編‼

 

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 前回の日記からの続き↑ ⋆まだ見ていない方はこちらへ↑

 

運命的な出会いの余韻に浸り再びヒッチハイクをスタートさせる。マッキーペンで画用紙に「北九州方面」と書く。

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そして複数でヒッチハイクをする場合は鉄則だが(サービスエリアで)、それぞれ違うポイントに立つこと。一人はよくあるガソリンスタンド付近、もうひとりは食堂付近の道路に立つことも出来る。俺達は東京から此処広島までそうやってきた。

そして俺がガソリンスタンド付近に立ちAlekがその10メートル手前の徐行する曲がり角に立っていた。始めること僅か10分。早速車を捕まえた!写真はないがとても静かな女性が止まってくれた。そしてとても静かな佇まいで小さな声で「どうぞ」と言ってくれた。そして俺達はあっという間に山口県に進んだ!

彼女はなんとなく山口県ぽい印象だった。こんなことを言うととても失礼だが、東京の方に住んでいるとなかなか山口県のイメージが湧かない。俺の周りに山口県出身の友達もおらず、修学旅行でも大阪、京都、広島はよく聞くが山口県は殆どない。だが福岡まで行くと温泉で有名だし、九州まで行くと関西とはまた違った観光地として人気がある。つまり「山口県」のイメージがなかった。

彼女は声を振り絞るかのように、山口の特徴を簡潔に話してくれた。小さな声だったので聴くことに集中したがどこか力強さが感じられた。綺麗な海、魚が美味しいらしい。山口で観光しても良かったのだがこの日は予定上福岡まで行きたいというのが本音だった。

そして無事山口県のSAに到着した。時間はもう4時を過ぎていた。幸い天候が良かったのでまるで午前中のような快晴だった。しかし7時ともなれば周りは暗くなりなんとかして市街地まで到着して宿を確保しなくてはいけなかった。

新しい画用紙に「福岡方面」と書いたが最悪の場合(*SAで寝泊まりテント)を考え、まずは此処を出ることを優先して「山口市内」と書くべきだとAlekが提案した。確かに時間は3時間を切っているので大きな字で「山口市内」と書いた。

それから約1時間が経っただろうか。。。

 

車が捕まらない。

もう5時は過ぎている。SAでテントというオプションは避けたい。虫、蚊が沢山いて、何しろ蒸し暑い。そして広島で歩きまくったのでシャワーも浴びたかった。

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そして時間は着々と進んでいた。気が付くと辺りはピンクとブルーの綺麗なサンセットが見え始めていた。

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これはやばい。もう午後6時は過ぎただろう。今頃福岡に進む車もいないだろう。なにしろここからは軽く2時間はかかる。夏休みのシーズンが終わっていた事もあり俺達のいるSAはとても静かで閉鎖的だった。それはまるでニュージーランドの雰囲気と似ていた。

Alekの口数も減り、二人から笑顔は消えていた。俺は辺りを見渡し、今日はどこにテントを建てようかとイメージしていた。

 

...

そんな時一台の車がいきなり止まった!!

これはラストチャンスだと思った。そしてAlekが車を捕まえ俺が声をかけるという鉄板の流れで車を確保した!運転手の彼は福岡の福岡市まで行くらしい!

 

絶望からの生還!!!!

 

とても感じの良い静かなひとだった。こっちの人は静かな人が多いと勝手に思った。大阪からこっち側のヒッチハイクに限って言うと、意外に静かな人が多い。大阪なんて聞くととても明るくてうるさいイメージがあったが実際にはおとなしくてシャイでとても親切な人ばかりだった。

兎にも角にも俺達は救われた。

そして福岡の市内に向かった...